JICA草の根技術協力支援型の支援を受け、環境教育事業を行いました。

ケニア国エンブ郡マニヤッタ市における 環境教育人材育成事業

  • 実施期間:2016年5月9日~2017年5月8日
  • 事業目標:環境教育人材(Community Environment Worker=CEW)の育成
  • 対象地域:エンブ郡マニヤッタ市市内 7地区5グループ
  • ターゲットグループ:エンブ郡マニヤッタ市行政官(10名)、マニヤッタ市内地域コミュニティーリーダー(60名)、市街地住民
  • 事業費総額:9,233,000円

事業内容

1.環境教育の知識を持った人材(CEW)育成のための研修

  • 対象地域における住民意識、また市民団体活動状況等のベースライン調査を実施
  • 行政職員とCEW候補者の選定
  • 研修実施

研修
座学-ケニアの環境問題についての基礎を講師から学ぶ。その後、グループでディスカッション。
実習-生ゴミたい肥の作り方など

好評だった堆肥(コンポスト)づくりの実習。普段生ゴミに触る機会がなく、及び腰になる行政官たちにも、「働いて!働いて!」と巻き込んでいくセミナー講師・モリーさん(中央左)。

環境問題について熱心にレクチャーする講師。熱い語り口に圧倒される参加者たち。

最後にグループディスカッション。研修内容をどう活かしていくのか、話し合います。

2.

環境教育用教材を作成

  • CEWによる啓発活動のための環境教材を作成

啓発活動用教材
JICAのアドバイスを頂き、文字より写真を多用。視覚的にもわかりやすいものを。

CEWが使っている教材。
ゴミが土に還るまでの年数を紹介。

ゴミを放置すると蚊やねずみを媒体とし、マラリアやコレラなどの原因に。

3. CEWによる地域での環境啓発活動

  • CEW活動用資材を作成(キャップ、啓発カレンダー等)
  • エリア毎にスタートアップミーティングを実施
  • CEWが地域に向けた環境啓発活動を実施

 実践
実際に町に出て、ゴミ回収や清掃活動。
また、自ら使用済みゴミ袋で縄を作成。
このように、自分たちに何ができるかをそれぞれが考え、生み出している。

各グループの活動を視察。
メンバーから活動を紹介。

集めたゴミは行政が定めたゴミ捨て場へ運びます。
それを行政が回収して最終処分場へ。

CEWマジェンゴチームによる清掃活動。

シャウリチームのCEW・チャリティは、いらなくなったビニール袋を使って縄を作っています。

ビニール袋で作られたカゴバック。とてもきれいに仕上げられている。

プレゼンテーション賞に輝いたマジェンゴチーム。ムービーや写真を使って、自分たちの活動によって街がどう変わったかプレゼン。

事業成果

この他、詳細データや皮革写真などの報告書は
こちらから 

JICA事業成果・国内報告会プレゼン 20170416.potx