ACEF(アセフ)は1991年から、アフリカ・ケニアで教育、医療、環境の支援を行っているNPO団体です。

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活動終了レポート2020-5

  • 2020年03月11日 (水)
記入者 26歳 男性 医学生
期間 2週間 2020年2月13日~2月26日
活動内容

1) embu tenri 小学校運動会への参加

2) サンブル・ロイトキトク村への巡回診療の同行

3) 公立病院・私立病院の施設訪問

4) HIV患者宅への往診の同行

5) キベラスラムの訪問

6) マサイマラ国立公園のサファリツアー

感想

今回、ボランティアに参加しようと思った理由は、自分はどのようにして社会に貢献していけばよいか考えていたからです。4月より医師として働く予定ですが、自分が知らない世界を見ておくべきではないか、自分の活動する場所は日本だけにとらわれず世界で考えてみてもよいのではないかと思い、参加させて頂きました。

 

エンブ到着日、夜遅くになったにも関わらず多くの生徒が満面の笑顔とハイタッチで迎えいれてくれ、迫力あるウェルカムダンスを披露してくれました。この時の子供たちの笑顔と一生懸命のダンスを見て、今までの自分の心も全て浄化された気がしました。(笑)

 

今回は医療現場の視察をメインに活動したいと考えており、運よく私の滞在期間に現役医師の先生が村の巡回診療の視察をされるとのことで、同行するこることができました。

まずエンブから北東にあるサンブル村を訪れました。よく日本のテレビ番組であるような景色を進むこと約3時間、サンブル族のいる集落に到着しました。そこでは日本であれば発症後すぐに治療をして軽症に済むような疾患でも放置せざるを得ないため、取り返しのつかない状態になっている例が数多く見られました。また、感染がひどくなればまもなく命を落としかねない例もみられました。当日に見た症例だけでなく、若くしてすでに亡くなっている数も少なくないことが想像されます。

これらのことを踏まえ、病気になるのを防ぐことだけを考えれば、できるだけ市街地に近いところに住めば改善されるのは自明でしょう。しかし彼らにとって民族としての生活を営むことは切り離せません。そのため、今回のように外部からの支援が不可欠になると思われるのですが、限られた時間や資源を有効に活用し、また確実に成果を出すためにはどのようにすればいいのでしょうか。具体的な策というのはもちろん簡単には見つけられませんが、私としてはその国・地方の政策や衛生教育と絡んで行っていくことが不可欠に感じました。

 

また、HIVカウンセラーのサラさんの往診に同行し、HIV診療における現状や問題点などを教えて頂きました。昔よりもHIVの認知度や感染率の改善はみられるものの、依然として避妊具の使用がなされていなかったり、薬を飲まなかったりなどの市民と医療者とのギャップは大きく、この問題はしばらく続きそうに思われました。その中で、私が一番学んだことは、サラさんの姿勢でした。サラさんは「とにかく困っている人を助けたい」という一心で20年程前からHIVの勉強を始め、患者さんの心に優しく耳を傾けておられました。その結果、サラさんはたくさんの受け持ちの患者さんがおられ、信頼関係を築いておられました。おそらくサラさんのおかげでHIVと闘えている患者さんは数多くおられると思います。サラさんが持っておられる「人を助けたい」という精神は私が日本で医療を行うにあたっても、大いにお手本にしなくてはならない姿勢であると感じました。

 

今回の滞在ではケニアの衛生状況や生活環境などから途上国の現状や問題点などを学ぶことができました。

そして、現地でACEFとして社会に貢献されている塩尻夫妻を初めスタッフの方々、ボランティアとして来られている方々の存在も私の中に大きな印象に残りました。前述のサラさんもそうでしたが、みなさん優しい心を持ち、人のためにと考え行動されている方々を目にし、世の中にはこれほどの人たちもいるのだなと考えさせられました。2週間の滞在ではたくさんの方のお世話になりっぱなしでしたが、その分だけ勉強と経験をさせて頂きました。自分も何かしら人のためになり、社会に必要とされる人間になりたいとより一層思うようになりました。

本当に行ってよかったと今でも思ってます。

お世話になった方々と出会いに感謝します

 




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