予防注射について:
2022年4月現在、ケニア入国に際し、義務付けの予防注射はありません。
黄熱病については、下記の在ケニア日本国大使館の黄熱病に関するページを参照
https://www.ke.emb-japan.go.jp/yellowfever.html
日本からケニアのみを短期旅行(出張)し日本に戻ってくる方
日本は「感染危険国」でも「証明書要求国」でもないので、ケニア入国及び日本入国にはイエローカードが必要ありません。主な乗り継ぎ地のアラブ首長国連邦(ドバイ)、カタール(ドーハ)、トルコ(イスタンブール),香港についても、「証明書要求国(地域)」ではありません(2011年1月16日現在)。ただし、タイ(バンコク)など「証明書要求国」で乗り継ぎをのみの場合には確認されませんが,乗り継ぎ時間の関係で一時入国する場合には確認されますので注意が必要です。
さらに、ケニアから他のアフリカ諸国へ行く場合(特にタンザニア、エチオピア)は、その国への入国、またはそれらの国からケニアに再入国する際に、接種証明書の提示を要求されます。
(追記2020.01)
黄熱病予防接種が受けられる機関が減ってきています。そのため、検疫所などで「ケニアだけに行くなら、接種は不要」と申し込みの際に言われるケースが目立ってきています。
・イエローカードは生涯有効
2016年7月11日より、一度黄熱病の予防接種を受けると、生涯有効となりました(以前は10年間有効)
以前接種して、既に有効期限が切れているイエローカードでも有効らしいです。
接種義務はないが、推奨される予防接種について
接種しなくても良いが、接種しておく方が安心な予防注射です。
接種するかどうかはご自身の体質・体調や持病を考慮して決めてください。
ただし、これら予防接種は有料で、予約制のものが多いです。
詳しくは最寄りのクリニックにお尋ねください。
例:
黄熱病(1回/11,000円)
A型肝炎(1回/8,000円)
腸チフス(1回/10,000円)
破傷風(1回/4,500円)
B型肝炎(1回/6,000円)
狂犬病(1回/15,000円)
髄膜炎菌髄膜炎(1回/25,000円)
クリニックにより金額の前後あり。
予防接種の種類によっては間隔をあけて複数回接種する必要があります。
破傷風などは現地エンブ病院でも接種可能
その他:マラリア
アフリカの病気と言えばマラリアというイメージを持つかと思います。
マラリアは予防接種ではなく薬で予防することができます。
マラリア予防薬 1錠:800円×(滞在前2錠+滞在中4錠+帰国後2錠)など様々な服用方法があります。
しかし服用後の副作用があるものも多い(個人差あり) ACEFのエンブ病院で簡単かつ迅速かつ安心・安全に受診、検査ができます。検査費用も1,000~2,000円程度。体調不良の際はその場で血液検査をしてマラリア陽性なら即服薬することで対応しています。
・流行情報をチェック
近年アフリカ諸国での黄熱病やコレラなどの流行が報告されており、今後は今以上に予防接種の義務付け国が広がるかもしれませんので、各自最新の情報を検索し、ご自分の予定にあわせて、また自己責任で接種をお願いします。
海外旅行者保険について:
海外旅行保険加入は必須条件です
補償内容について
ACEFは現地事務所敷地内に病院がありますので、ケニアで多い病気(マラリア、腸チフスなど)やケガには24時間対応しておりますが、 新型コロナウイルス感染の医療費を補償する海外旅行保険への加入をお願いしています。
その他の海外旅行保険に加入する場合は、補償内容を事前によく確認の上、加入してください。
ケニアで新型コロナに感染した場合、1週間の入院で約50万円以上かかる場合もあり、治療費は想像以上に高額になります。治療、救援費用(緊急移送を含む)が適応されているものへの加入を強く推奨します。
(追加2021.08.17)
ケニアにおける新型コロナウイルスの治療状況(その2)
費用について(Nairobi Hospitalの場合)
● 入院経費:通常病床一泊 9,950ksh,
● CT検査(造影剤なし胸部撮影) 27,000ks
● 投与薬剤 Remdesivir 100㎎/9,758KSH×2 19,516ksh(×4日間)、Baricitinib 544ksh(×4日間)など
●1週間の入院 総費用338,000~460,000 KSH (入院期間及び治療内容によって異なる)
参考:1KSH(ケニアシリング)=約1.2円(2022.11現在)
カバーされる保険の範囲につきましては、加入されている海外医療保険会社に対し、直接照会をお願いします。 また、アフリカで新型コロナウイルスに感染し、本邦まで搬送が検討された際、実際に搬送されるまでには至ら なかったものの、4千万円を超える見積額となる事例も発生しています。ご自身が加入されている海外医療保 険を今後見直しいただき、治療・救援費用(緊急移送に適用されるもの)を最大限まで増額されることを推奨し ます(在ケニア日本大使館からの情報)
上記の文章はこちらから抜粋しました
https://www.ke.emb-japan.go.jp/files/100222981.pdf