ボランティア活動レポート2018-⑧
- 2018年05月29日 (火)
4月から10か月の予定で滞在している、ボランティアのHくんからの活動レポートです。
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ACEFのボランティアとして参加させていただいてからすでに1ヶ月半が経ちました。
私はその期間でマキマのエイズ孤児院、Jump&Smile に度々足を運んだので、そこでのことについて印象に残ったことを書こうと思います。
ケニアは4,5月が雨季らしく、毎日夜になると雨が降っていたように思います。マキマは比較的雨が少ない地域らしいのですが、今年は塩尻夫妻も驚くほど連日の大雨で、川沿いの家やヤギが流されたとか、、。
雨季の影響か、Jump&Smileでは停電が続き、すでに1ヶ月ほど電気がつかない状態です。水道も電動のポンプで吸い上げているので出ていません。 それでも雨は生活用水として必要不可欠なので 恵み とされているように思います。
そんな環境の中でも、Jump&Smileの子供たちの生活リズムが変わることはありません。学校から帰ると、洗濯・掃除、そして晩ご飯を食べた後の2時間の自習。
もちろん今は停電してるわけですから、晩ご飯を食べる頃にはすでに真っ暗になっています。そのため、マキマに行った時の専らの私の仕事は、携帯電話で子供たちを照らしてあげることのように思います。笑
自習の時間にはその光が取り合いになるので仲裁するのが大変です。
その場にいるとすぐには気づけないんですが、ふとしたときに “日本の子供たちは同じ環境だとどうなるのかな?” と考えます。
停電で電気がない中、薄暗い明かりに照らされた教科書を、こんなにも必死に見るだろうか。
就寝時間ギリギリまで質問に来るだろうか。
どんな価値観の違いがあるんだろうか。
実際に日本人に同じことをさせない限りはその違いを断言できないのですが、マキマの子供たちは、今の環境に感謝しているからこそ、ここまでひたむきに頑張れるのかな、と短いふれ合いながら思わされました。
今は母国語の違いから伝達情報が少ないので、日々スワヒリ語を学び、1日でも早く自由にコミュニケーションが取れるようになりたいと思う一心です。 そうしていくうちに、まだ見えていないケニアの姿が見えてくると思っているので、徐々に考えを更新していきたいと思っています。

