CEW事業終了&日本国内活動報告
- 2017年04月28日 (金)
2016年5月から、JICAの支援を受けてスタートした「街のゴミ問題に取り組む人材※を育てる『環境教育人材育成プロジェクト』」が5月8日をもって終了します。
※Community Environmental Worker: CEW
事業開始時の町のゴミ状況調査、CEWスタートアップミーティング、活動レポート、フォローアップセミナー、地域啓発活動・・、事業終了時ゴミ状況調査など、様々な過程を踏んで取り組んできました。
そして3月には現地で最終報告会&コンテストを開催。各チームが活動の成果を報告してくれました。
CEW自身は、独自に月例エリアミーティングを開いて活動の振り返りや活動計画を練る機会を持つようになったりと、事業以前よりも活動が活発になっており、意識・能力共に向上しています。
現在では「エンブ市街地がきれいになってきた」との声を聞く機会が格段に増えました。町を歩いていても、ゴミはゴミ袋に入れられ、収集場所にきちんと出してあるのを目にします。
実際に事業終了時ゴミ調査においても65%の不法投棄箇所が事業実施前よりも改善されていることが分かりました。
また不法投棄場所がきれいになったことで、そこで店を始めた住民もおり、地域住民のメリットも確実に出ています。
CEWはじめ、プロジェクトスタッフの地道な啓発活動が実を結んだ結果となりました。
そして、去る4月18日には活動報告会をACEFの日本事務局がある奈良の天理市で行いました。
会場にはJICAのプロジェクト紹介や孤児院Jump&Smileの様子を写真パネルで展示。
ケニアにボランティアに行ったことがある方から体験談をいただき、小椋代表から事業概要を、現地調整員の田島氏からプロジェクト成果報告をさせていただきました。
その後、日本とケニアでスカイプを繋いで、ケニア事務所の塩尻所長が登場&挨拶!
現地事業担当の松井氏からも、ACEFの環境保全活動全般の話をしました。
1年間取り組んできた環境教育人材育成プロジェクト。
CEWの地道な啓発活動によって町のゴミがきれいになっているという結果が出て、スタッフ一同嬉しい限りです。
今後もCEWがこのプロジェクトを通して得た知識や能力を活かして、地域の環境改善に寄与し続けてくれたら、この上ない喜びです。