金子みすゞの詩を朗読 ~小口ゆいさん&Saaさんケニアで舞台
- 2017年04月07日 (金)
「こだまでしょうか いいえ、誰でも」
この詩で有名な金子みすゞさん。
金子みすゞさんの詩を朗読して27年の舞台女優・小口ゆいさんがケニアにいらっしゃり、ACEFの小学校やナイロビにある日本人学校、エンブの女子高校などでパフォーマンスを披露してくださいました。
ブルーの着物に赤や白のストールを纏い、時には手話やボディランゲージを使って詩の世界を表現。そして今回はピアニストの娘さん・Saaさんもいらっしゃって共演してくださいました。
詩をメロディに乗せながら、母娘で掛け合いしながらの舞台。
そして一番小口ゆいさんが楽しみにしていたのがケニアの11歳の詩人・シャニーズさんとの共演!
シャニーズさんはナイロビにあるマザレースラムに住んでおり、スラムで起きている暴動に対する思いなどを詩にしています。
実は、小口さんがシャニーズさんの詩をメディアで知って感動し、「シャニーズさんに会いたい!抱きしめたい!」と思ったのがきっかけでケニアに来ることになりました。
小口さんはケニアに来て、
「わたしと小鳥とすずと」に出てくる“みんな違ってみんないい”というフレーズがますます好きになったそうです。
国が違えば文化や考え方ももちろん違う。一番大事なことは「その人がその人らしく生きる」ことなのかもしれませんね。
金子みすゞのどんな命にも思いを寄せる優しい気持ちを全身全霊で伝えてくださった小口ゆいさん&Saaさんでした。