Faidaコンポスト 初出荷!
- 2017年02月10日 (金)
ACEFでは6月からエンブ青果市場にて生ゴミの収集を実施しています。
長らく中断していましたが、現在進行中の環境教育育成プロジェクトの進展を契機に地元CBO「Unity for Development(U4D)」の若者たちとの協働で再開しました。
「ゴミもわたしたちの仕事になる!」「わたしたちの世界をキレイにすることが仕事になる!」 そんな信念のもとで市場の毎週月曜日と木曜日の朝、毎回4トンほどにもなる生ゴミを収集してきました。
そしてコツコツとコンポスト(堆肥)にしていっています。 出来たコンポストはProfit=利益、得といった意味の【Faida】と名付けられ、コミュニティグループの若者たちの雇用を創出するだけでなく、購入客の利益にもつながるものと期待しています。
今回の初出荷に至るまでにはたくさんの壁にぶつかりながら、試行錯誤を続け、それこそクリスマスや正月もなく収集も続け、ゴミにまみれ、ようやくここまで来たかと感慨深いものがあります。
一番最初にACEFが市場での生ゴミ収集を開始した際には、
「① 市場で出たゴミを収集→②コンポスト化→③農産物の収量拡大→④市場がますます活発化」といった好循環を期待していました。
「② 今回初めて出荷できたことで、③につながる1歩を踏み出すことができました。
さらに第二、第三のお客さんと拡大することでしょう。
さてFaidaコンポストの記念すべき購入客第一号ですが、Endeleza(エンデレザ)いう団体です。
50kgバッグ80袋(4トン)を購入いただきました。彼らは現在ムガエ小学校の敷地内に5エーカーにもなる農場を準備し、玉ねぎを栽培しています。
ここでできた玉ねぎは子供達の給食に使われるだけでなく、市場に流通することで得られる利益で子供達の充実した給食の助けになるとのことです。
【Faida】が子供達のFaidaになることを心から願っております。