エイズ孤児たちの一時帰宅レポート

みなさま、こんにちわ!

現地で広報担当をしています、西川です!

 

今回は私が、孤児達の自宅の様子をレポートいたします。

 

ケニアの小学校は11月から1月上旬までお休み期間。

その間、孤児達も引き取り先の親戚の元へと一時帰宅し、そこで生活をしています。

どのようなお家でどのような暮らしをしているか、ご紹介します。

 

訪ねた先は今年小学3年生になるカリミちゃん(9歳)のお家。
ダンス大好き!ハツラツな女の子です。

”世界ナゼそこに?日本人”の番組内でも紹介されて、ご覧になった方もいらっしゃると思います。

カリミちゃんは両親をエイズで亡くし、お休み期間は祖母とお兄ちゃんがいる家で過ごしています。

お家はレンガと土造り。

中はベッドが2台ありますが、マットはなく、服をひいてマット代わりにしています。

電気、ガス、水道のライフラインはありません。

トイレは家から少し離れたところに穴を掘り、生地で囲っただけ。親戚と共同で使っています。

 

料理をする台所は外。

食器はこれだけ

ご飯は食べたか尋ねると、「昨晩お米を食べたけど、今日はまだ何も食べていない。今日もお米一食だけ」

収入は畑で育てた芋とグリーンピースを売った分だけです。

 

朝起きたら洗顔、洗濯、勉強。遊びは兄・従兄弟とままごと。

 

決してモノは豊富ではありませんが、みんなで歌ってダンスをしたり、牛やロバの世話をしたり。


子供達の笑顔は決して絶えません。

しかし、一日一食という厳しい生活であることは間違いありません。

 

小学校は1月4日から新学期がスタート。

カリミちゃんはじめ、みんな元気に孤児院に戻ってきてくれました!

この孤児院で、今年も元気に勉強に励んでくれることをスタッフ一同願っています。