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CEWs、活動開始!~環境教育人材育成プロジェクト~

  • 2016年10月08日 (土)

JICA草の根技術協力事業の支援を受けて実施している「環境教育人材育成事業」。 エンブ市街地のコミュニティリーダーたち60名を、環境教育の先生(Community Environmental Workers: CEWs )として育て、町にあふれるゴミをなんとかするぞ!というプロジェクトです。

ACEF現地スタッフも、一丸となってプロジェクトに取り組んでいます。身に着けているのは、CEWのユニフォーム。

ACEF現地スタッフも、一丸となってプロジェクトに取り組んでいます。身に着けているのは、CEWのユニフォーム。

対象エリアは5つ。それぞれのエリアで10名~20名のCEWを選出し、エリアごとに研修を行います。 8月30日から9月1日にかけて、第一グループのダラスエリア20名に研修を実施しました。

今回のプロジェクトの狙いは、「町中にあふれるゴミ対策に有効なのは、『ゴミの減量』である」ということを地域に理解してもらうことです。 人口の増加と共に増えるゴミ、行政の収集能力が追いつかず、捨て場所に困った住民がそのあたりに不法投棄し、不衛生な環境が作られる…。 ゴミの量が減れば、こうした問題の改善に大きく貢献することができます。

ゴミの量を減らす手段として有効なのが「3R」。通常の3Rは、「リデュース(減量)・リユース(再利用)・リサイクル(再生利用)」ですが、私たちの3Rは「リユース・リサイクル・リデュース」です。 例えばパンの耳、嫌いな人はそのまま捨ててしまいますが、それではタダのゴミですね。でも、これを誰か他の人が食べてくれたら、「リユース」。誰も食べる人がいなかったら、油で揚げて砂糖をまぶしてかりんとう風にしたら…?これは「リサイクル」になりますね。こうした工夫で、ゴミになるはずだったパンの耳が使われて、ゴミが減量されます。 リユースとリサイクルで、リデュースにつなげる。これは、資源を有効活用しよう、という「モッタイナイ精神」に通ずるものです。

研修では、こうしたコンセプトを中心に、生ゴミを使った堆肥づくりなど実践的なリサイクル方法の実習を行いました。

研修では市街地の人向けに、袋を使った簡単な野菜栽培方法も紹介。生ゴミを堆肥化してこうした家庭菜園に使えば、省スペースでおいしい野菜も食べられ、一石二鳥なのです。

研修では市街地の人向けに、袋を使った簡単な野菜栽培方法も紹介。生ゴミを堆肥化してこうした家庭菜園に使えば、省スペースでおいしい野菜も食べられ、一石二鳥なのです。

研修終了時には、現地代表塩尻より修了証を授与。CEWとして、地域のリーダーとして、頑張ってください!

研修終了時には、現地代表塩尻より修了証を授与。CEWとして、地域のリーダーとして、頑張ってください!

研修を受けたCEWたちは、翌週にエリアのダラスでスタートアップミーティング(これから活動はじめるぞ!という集会)を行いました。

事前調査では、対象エリアの住民で3Rについて正確に答えられた人はわずか2パーセント。

これから4ヵ月に渡り、CEWたちは地域住民に向けて啓発活動を行っていきます。どんな活動になるか、乞うご期待!

「これから4ヵ月、啓発活動に取り組むぞ!」のミーティングです。右端はプロジェクト現地担当の松井。

「これから4ヵ月、啓発活動に取り組むぞ!」のミーティングです。右端はプロジェクト現地担当の松井。

研修中についつい撮ってしまったおまけショット。KAPPAのニセモノですね。ケニアでは、こうした偽造品がよく見られます。

研修中についつい撮ってしまったおまけショット。KAPPAのニセモノですね。ケニアでは、こうした偽造品がよく見られます。




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