メルー県カンバキア村
ケニアでは、診察と検査と薬局が別々なため、以下のような手順で診察を受けます。
診療所等などで診察を受ける
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近くの検査機関で検査をする (結果が出るのに、約1時間待つ)
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結果を持って、診療所に戻り、医師に処方箋を貰う
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薬局に行って薬を買う
体調の悪い時に、この手順を踏むのはとてもつらいことですし、検査中に停電になってしまったら、電気が復活するまで結果が出ません。
そこで、ACEFのメルこども診療所は1993年開院以来、停電用の発電機を常設した検査設備もあり、薬局も併設して安くて安全な薬がその場で手に入ると評判となり、繁盛期には1日150人を越える患者さんの診療を行うかたわら、薬品や医療サービスを受けにくい僻地へを巡回診療を行ってまいりました。
しかし、近年メル市街地に新しい診療所が続けて数件開院したこともあり、患者数が減り運営が困難になったため、2008年11月をもちまして15年間に渡る長い任務を全うし、閉鎖することとなりました。
ご支援いただきました皆様には、改めまして心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。
現在は2018年より他団体に別病院の集中ケア病棟として貸出中。

メル診療所 正面入り口

待合室

待合室に入りきれず、外にゴザを引いて寝転んで待つ患者さん達

巡回診療 小学校への教科書贈呈時に、簡易診療所を開き、近隣住民の診療を行った

無医村地区の巡回診療。発電機も用意し、その場で血液検査も。

サンブル地区の巡回診療

小学校への巡回診療で、保健指導も。