19歳 女性 学生
活動期間:2018.07.08~08.30 2か月
私は今回夏休みを利用して7、8月滞在しました。7月は主にテクニカルスクールで授業に参加したり、交流を重ねメイクアップの授業を行ったり自分の経験を朝会で披露したりしました。生徒とも歳が近く、放課後はよくタウンに遊びに行ったり、友達の家に遊びに行きました。又、マキマの孤児院へ行き子供たちと生活を共にしました。8月は学校が夏休みで閉まってしまったためケニアを旅しました。ナイバシャやマサイマラ、モンバサは旅行で行き、勉強としてはキベラスラムに行きました。そこではケニアの問題が象徴されており、住んでいる人も他の人と比べドライに感じました。またカジアドという町へ、ジャクリーンさんというマサイ族で女性の権利活動に取り組んでいる女性にお会いしに行き、マサイ族の集会に参加させていただくというとても貴重な体験をさせて頂きました。私は何度かマサイ族に会う機会があったのですが、それぞれ現代化したマサイや観光化しているマサイ、まだ古来の生活を送るマサイがいることが分かりとても面白かったです。あとはタンザニアにひとり旅で行き現地のガイドの家にホームステイさせてもらい、観光もでき、現地のローカルライフも体験できた、とても印象に残った旅でした。
子供のころから夢見ていたアフリカは毎日が予想外の出来事で、やはり異文化は最高だと思いました。来日前にみんなに口を揃えて危険と言われましたが、ネットに書かれていることばかりではなく、ケニア人はみんな優しく思いやりのある人たちだと感じました。しかし、やはり日本人には理解できない程の貧しさの中にいる彼らは日本人=お金と思っているようで、よくたかられることもありました。初めはそれに対して不快な思い(なんでお金お金ばかり言うのだろうと)をしましたが、それは私が彼らのような貧困に陥ったことがないからで、完全に理解不足でした。私は何日も空腹でいたことがないし、誰かのものを盗るほどお金に困ったこともない。沢山のケニア人と友達になって話を聞いていましたが、彼らはたとえお金を多く得たとしても、それをさらにどう増やすかを知りません。職が少なく、みんな自分で企業しようとするのですが、話を聞いていると今多くあるビジネスを真似しようとするのです。私ならまだない需要のある事業を考えるのにと思うのですが、そう私が考えられるのも、ちゃんとした教育を受けることができ、こうして海外に行くこともできて、色々なことを知っているからです。
来日前に自分のストックとしていくつか授業するものを考えていきましたが、それだけで二か月は間に合わず、逆に授業に参加させてもらったリ、色々な体験をさせていただきました。私は中学生の頃から貧困について学んできたのですが、今まで分かったようでちゃんと理解していなかった貧困を理解できました。それは教科書や他人の意見から学べるものではなく、自分が実際に現地へ行って、人と交流し、同じ生活をして分かることが出来ました。今回の旅はとても特別でした。なぜなら10代で行ったからです。今後歳を重ねますが、やはりそれぞれの年齢で感じることは違うと思います。10代で二か国途上国に行き、学ばせてもらうことのほうが多かったですが、今思うことを書き留めて今後この素晴らしい経験を活かして行きます。