活動終了レポート2020-4
- 2020年03月06日 (金)
記入者 | 24歳 女性 医学生 |
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期間 | 11日間 2020年2月21日~3月2日 |
活動内容 | 1)エンブの病院の産科病棟見学・帝王切開に助手として参加 2)マキマの孤児院宿泊・病院見学・小学校訪問 3)エナの病院見学・HIVケアセンター訪問・HIV患者の訪問診療に同行 4)紅茶農家宅にホームステイ 5)ナイロビ市内観光(キベラスラム・ナイロビ国立博物館) 6)マサイマラ国立公園 |
感想 | 11日間という短い期間でしたが、やりたい事をすべて経験させていただきました。 医学生で周産期医療に興味があるため、病院では産科を重点的に見学しました。 医師をはじめスタッフの方々が非常に親切で、帝王切開では助手としてスクラブインさせてもらい、丁寧に教えていただきました。ガウンやシーツがディスポーザブルでないこと、タイムアウトをしていないことなど、日本の手術と異なる点もありましたが、ほとんど同じで大変勉強になりました。他にも外来やMCHでの出産後のケアのシステム、病棟まで幅広く見学することで、短い期間でしたがケニアの医療を垣間見ることができました。 また、HIVへの取り組みについて、病院の医師とカウンセラーのサラさん双方からお話を伺うことができました。ケニアのHIVへの取り組みを知ることは、今回の渡航の大きな目的の一つであったため大変勉強になりました。訪問診療に同行させて頂いた際に、患者さんがサラさんのことを大変信頼していて、ARVを飲み始めてから人生が変わったので本当に感謝しているとお話されているのを聞きました。一人ひとりの患者さんと丁寧に向き合って信頼関係を築くことの重要性を、ケニアで改めて気づかされました。 今回の滞在では、孤児院や小学校、ホームステイ先とたくさんの場面で子供たちと触れ合うことができました。日本のようにたくさんの物があるわけではないけれど、楽しそうに遊んでいる子供たちを見て、物であふれている日本での生活を考えさせられました。 ACEFでの滞在は、渡航前に計画していた事の何倍ものことを経験することができ、想像以上に自分の中で学びや考えることが多いものになりました。ACEFの方々が何十年もかけて築き上げてきたケニアとの信頼関係、コネクションがあるからこそ、ここまで充実した滞在になったと思います。もう少し成長した後に、少しでも恩返しできるようにケニアに戻ってきたいです。本当にありがとうございました。
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