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ACEF(アセフ)は1991年から、アフリカ・ケニアで教育、医療、環境の支援を行っているNPOです

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活動終了レポート2020-3

  • 2020年03月05日 (木)
記入者 29歳 女性 学生
期間 約2週間 2020.02.19-2020.03.02
活動内容

1)エンブ公立病院の見学(1日目外来、2日目MCH外来)、血圧測定、予防接種

2)エンブ私立病院の見学(病院全体の見学、手術見学2件)

3)キベラスラム見学

4)マサイマラ国立公園サファリ、マサイ村訪問

5) エナの市立病院見学、エイズケアセンター

6)カロエ山登り

7)ホームステイ

8)  結納のイベントでのケータリング(170人分の食事作りとサービング)手伝い

9)マキマの孤児院訪問

感想

 

医療環境は、ケニア全体ではもっといろんなところがあるのだと思いますが、わたしはエンブの公立、私立の病院とエナの市立病院を見学してケニアの医療がきちんと整っていることを感じました。看護師の資格には3種類あるようですが、qualified nurseになるには、4年の学生期間と1年のインターン期間があり、病院での実践が半分くらいを占めており、公立病院ではインターンがリーダーのような役割となり学生と一緒に診療を進めていて、学生でもかなり実践力をつけていることが感じられました。

ケニアの人はどこに行ってもフレンドリーで親切でしたが、病院でもわたしたちが行くと、突然の訪問にもかかわらず快くなんでも見せてくれたくさん教えてくれました。そのため、短い間でもケニアの医療現場や患者さんの様子を知ることができ、帝王切開の見学など日本の看護学校でできなかった経験もできました。ケニアでの高血圧の治療や手術の手順が日本で習ったのと同じであったことをとおして、私が習った医療は世界で共通なのだなということにも気づきました。

医療のこと以外にも わたしはアフリカについてテレビでみる貧困やサバンナの漠然としたイメージしかなく、実際の生活の様子をとても知りたいと思っていました。ホームステイをしたり、孤児院を訪ねたり、ACEFの宿舎の敷地内にもケニア人のスタッフやたくさんの子供たちが生活していたことで日々の様子やケニアの人の明るい人柄を感じることができました。行く先々でいろんな人とおしゃべりし仲良くなれて、未知だったアフリカを身近に感じるようになりました。

 ケニアでは、緑が豊かでロバがものを運ぶなど動物もきれいな景色も多い一方で、ごみが落ちていることが多かったり、都市部では黒い排気ガスをはいている車も多く、空気が悪いことに気づきました。日本はごみ処理の技術が高いから、ケニアで処理しきれないごみも処理できているとものの、わたしたちの生活からはこれだけの廃棄物が出ているのだということに思い至らされました。進めたいところだけ開発を進めていくばかりではなく、環境を汚しすぎずみんなが心地よく暮らせる環境を守る開発のあり方についても考えさせられました。

公立、私立両方の病院の見学やホームステイを実現でき、アフリカに行く計画をしているときには考えてもいなかったケータリングのお手伝いや孤児院、小学校の見学までできたのは、本当にACEFならではだと感じています。ACEFの様々な事業やネットワークによって、自分が興味のあることだけを計画する個人旅行では考えられなかったことも経験をさせてもらい、充実した滞在期間を送ることができました。ありがとうございました。

 




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