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~「モッタイナイ」を地域から! JICA草の根技術協力を受け、環境教育の人材育成プロジェクトをスタート~

  • 2016年05月30日 (月)

みなさん、「ケニアの街並み」といわれたらどのような想像をしますか?
カラフルな建物や果物・野菜売り・・といった光景でしょうか。
しかし、それに加え近年あるものが目立つようになりました。
 
それは、道ばたに放置された『ゴミ』です。
 
一昔前は、果物の皮など、自然のものばかりだったのであまり問題ではなかったのですが、近年は急速な経済発展に伴い、ビニール袋やペットボトルなどプラスチック系のゴミが急激に増えています。ビニール袋は分解されるのに200年以上もかかるので、一度捨てられたゴミは土に返ることなくその場に残ってしまいます。
 

~なぜ街にゴミが放置されているのか、政府の対策は?
この様なゴミ問題は当団体ACEFがあるエンブ郡に限らず、他の地区でも抱えている問題です。
ゴミ収集車による廃棄物収集作業は行われていますが、そのほとんどが大通りのある中心地に充てられており、住居が密集している道の狭い地区では収集車のルートが制限され、収集が行われないまま放置されているのが現状です。
 
収集能力がゴミの量に追いついていないことも要因ですが、「人の意識」が昔と変わっておらず「ポイ捨てが当たり前」という意識も、道ばたがゴミだらけになる要因の一つです。
また、分別もほぼ行われておらず(一部のお金になる鉄くずなどは浮浪者などが集めて売ったりしています)、「ゴミを袋に入れて決まった場所に捨てる」という活動が行われているのはほんの一部です。
道ばたに広がるゴミは、ハエやネズミの繁殖を促し、衛生面での問題がある他、悪臭も深刻な問題となっています。放し飼いにされているヤギや豚がゴミを食べにくることもしばしば。
 
~ACEFが取り組むゴミ問題、その事業とは?
こうした問題を受け『環境保全』も活動の柱であるACEFでは、国際協力機構(JICA)の「草の根技術協力事業」の支援を受け、2016年5月から一年間、エンブ郡の中でもより問題が深刻な市街地を対象に、「環境教育人材育成事業」を開始することとなりました。
市街地住民の中でも積極的に地域貢献活動を行っている人たち60名を対象に、環境教育セミナーを実施。その後、実際に地域で環境教育活動を実践してもらい、地域の「環境活動の先生」になってもらう、というものです。
この環境活動の先生を「CEW(Community Environmental Workers)」と呼び、行政に認知されるようにすることも目指しています。
 
今年5月、当団体代表の小椋とエンブ郡知事との間で、事業開始にあたっての合意書が交わされました。
その後、エンブ郡行政の環境セクター担当官や、地域のリーダーたちを招いての事業説明会を開催。住民側よりゴミの問題について積極的に質問が出て、行政側との意見交換の場となりました。また行政の環境担当官より、環境改善という大きな問題に向けて協働して共に取り組んでいきたいというコメントもいただきました。
そしてケニア事務所の塩尻所長より、「モッタイナイ」に関するレクチャーも行いました。エンブ郡では徐々に「モッタイナイ」の言葉が浸透しつつあります。
 
「ゴミは資源」として昔からモッタイナイ精神が根付いてきた日本の知見を活かし、人々の生活向上のお手伝いをするとともに、子どもたちの未来を守りたい。
 
「環境教育の人材育成プロジェクト」スタートです。

当団体代表の小椋とエンブ郡知事との間で、事業開始にあたっての合意書を交わしました。

当団体代表の小椋とエンブ郡知事との間で、事業開始にあたっての合意書を交わしました。

 

エンブ郡行政の環境セクター担当官や、地域のリーダーたちを招いての事業説明会。ケニア事務所の塩尻所長より、「モッタイナイ」に関するレクチャーを行いました。

エンブ郡行政の環境セクター担当官や、地域のリーダーたちを招いての事業説明会。ケニア事務所の塩尻所長より、「モッタイナイ」に関するレクチャーを行いました。

市街地の中のゴミ集積所。奥に見える建物は、野菜などを売るマーケットです。行政の収集サービスが行き届いていないことや、人々のゴミの捨て方がバラバラなことが、事態を深刻にしています

市街地の中のゴミ集積所。奥に見える建物は、野菜などを売るマーケットです。行政の収集サービスが行き届いていないことや、人々のゴミの捨て方がバラバラなことが、事態を深刻にしています

 

住宅の中にも多くのゴミ捨て場があります。 プロジェクトスタッフによる調査の様子。

住宅の中にも多くのゴミ捨て場があります。
プロジェクトスタッフによる調査の様子。

 




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