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「トゥルカナ族の村の井戸、続編!」

  • 2016年02月16日 (火)

今回もACEFボランティアさんからのレポートです。


 

前回、3日間かけてポンプを設置した、イシオロ郡トゥルカナ族、ロティキ村の井戸。乾季には地面を掘って染み出てきた泥水を飲み水にするような乾燥地で、井戸からキレイな水が溢れでたのを、みんなで喜びました。(詳しくは、前々回の記事をご覧ください)

さて、その井戸はその後、どうなっているでしょう? スタッフ2人で、現地調査に行ってきました。

赤土のでこぼこ道に、ときどき車のタイヤを取られながら村へと向かいます。村に入ると、駆け寄ってくるおじいちゃんたち。満面の笑顔で、「あの井戸の水はとってもいいよ!」と口々に伝えてくれます。

村の奥へ進むと、見えました、井戸。ちょうど水汲みに来ていた若い娘さんがポンプを数回押すと、透明な水が勢いよく流れでてきました。

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「この井戸ができたから、とっても助かっているわ。前は何キロも離れた川まで、泥水を汲みに行かなきゃいけなかったもの」と話す娘さん。毎日、60人(60世帯)ほどの地域住民が水汲みにくるそうです。水は主に生活用水として、料理、洗濯、掃除などに使っているようですが、もうひとつ、嬉しい驚きがありました。

「見せたいものがある」と連れていかれた、近くの住民の家。アカシアのトゲトゲの枝に守られているのは、なんだろう…? なんと、マンゴーの苗でした!

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マンゴーは乾燥地の栽培に適しており、換金作物にもなり得る果樹ですが、やはり最低限の水は必要。そのためこれまで手が出せなかったのですが、井戸ができて水が使えるようになったので、栽培に挑戦しているそう。周りのトゲトゲは、ヤギに苗を食べられないように作った囲いだ、とのことでした。

もう一ヵ所、「こっちも見て!」と連れていかれたのは、こちらではスクマウィキと呼ばれる、ケールの苗床です。

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今までは年に一度、3ヵ月ほどしか続かない雨季に頼って、トウモロコシや豆などを細々と育ててきた住民たち。雨季以外にも作物を育てられれば、それが付加価値となって高い値段で売れ、現金収入を得ることができます。

これまで農業で生計を立てるのが難しく、森林を伐採して炭を作り、それを売って生計を立ててきた住民たちですが、井戸ができたことで、こうした新しい収入向上の可能性が見えてきました。「井戸の水を使って、もっと農業を広げていきたいと思っているの。だから、農業の技術もこれから教えてほしい」と、村の女性グループの代表は話してくれました。

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井戸が無事に使用されていただけでなく、援助を受けるばかりだった彼らの中に、自分たちで生活向上をしていこうという新しい動きと希望が見えてきたのは、とても嬉しいことでした。

ACEFでは、そんな彼らの後押しができるよう、新たに村で農業技術の研修を含めた植林事業を計画しています。




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